反省のメディア・クレーマー

 メディアのルーツは忍者である。ラッパと言った。戦国時代、噂を流して敵地を混乱された。この技法、中国がお家芸であるが、日本でも戦国時代、実践的に発達した。

 これが最も効果を発したのが日露戦争だった。大ロシアがボディブローで革命まで起こってしまった。

 戦国時代が終わって、江戸時代、平和になって、忍者が失業した。大きな屋敷に忍び込むという技法で個人技の優れた人は泥棒になった。それを捕まえる人たち、「生け捕り」という捕縛術があったので、奉行所の同心は元忍者達に犯罪者逮捕を「丸投げ」した。
元忍者が元忍者を捕まえるという時代だった。

 時代劇で「木っ端役人ども」という木っ端役人とは元忍者集団で自分達が殺されても犯人を「生け捕り」するという契約を奉行所・同心とやっていた。この伝統が今の警察に受け継がれている。

 江戸時代、犯人の証拠として自白が最重要とされた。そこで、拷問による自白という、これも忍者の技法である。

 こういう伝統芸で大ロシアは傾いた。これをよく承知しているアメリカは日本との戦争で在米の日系人を全部収容所に閉じ込めてしまった。この方法は人権無視の最たるものだが、これ以外、日本に勝つ方法はなかった。

 現在の忍者達は何をしているのだろうか? 中国向けODAアメリカ向けにしようと画策しているのかもしれない。