イギリス世界支配の基本技

 イギリスは自分達の政治力を発揮させるために、影響圏にある隣接する部族・民族を仲違い、張り合わせて統治する。それが彼らの基本技である。

 アイルランドカトリックの国である。その一部にプロテスタントスコットランド人を移住させ対立させた。これが未だに武装闘争の原因になっている。今、下火になっているのは彼等・テロリストがイラクに出張中だからである。

 日本と韓国が仲違いするようになったのは明治になってからで、背景に英国の工作がある。薩摩と長州を結びつけて倒幕に向かわせたのは英国であって、坂本龍馬ではない。坂本龍馬を持ち上げるのは英国隠しにほかならない。

 司馬遼太郎坂本龍馬を書いたのは、たまたま、産経新聞労働組合の委員長が高知出身で彼をモデルにした。司馬が新聞記者中に書いた小説が直木賞をとった。そのときかの委員長は笑いながら「アルバイトしちゃー、いかんにきー」と司馬を励ました。

 司馬が何故、英国隠しに加担しているのか? 疑問だったのだが、司馬はもっと大きなスケールで英国の体質を暴きたかったようである。