哲学とは排泄物

 大腸には脳とは別系統の神経が備わっているという。腹が据わっているという表現があるが、これは大腸にある神経を指しているのであろう。口から入った食物が消化・吸収されて養分となり、残りは大腸で便となって排泄される。

 この便は狗や豚の食物になったり、畑の肥やしになる。

 人間は書物から英知を学ぶ、これが脳髄で咀嚼されて、新しい哲学となって、又、書物にもなる。

 ブログはある意味で肥溜めであって、臭い。しかし、それを畑に撒いて肥やしにすることが出来る。

 「人は立つべくして立った」とボケ老人寸前の豪い学者がのたまったという。人は行動してからその動機を考える。天才の動機など凡人には分からない。最初に立ち上がった人間は天才であって、行動が先にあった。理論は常に後付けである。

 行動⇒理論⇒より純化された行動⇒新説⇒より高度な行動・・・これはほとんど薬物中毒と同じである。この滅びへの連鎖を断ち切るのは天才である。