河野太郎がダメな理由

 ラジオで河野太郎の話を聞いた。自信家である。これは政治家としては素晴らしい。で、彼のブログを訪ねた。自民党総裁選挙に関する演説だった。これを聞いて、「ああ、総裁は無理」だから、首相も無理だと思う。

 理由は「人様」の支持が得られない。「20人の推薦枠」いらない、という。20人という推薦を集められなくて、どうして総裁になれるのか? 政治に関わる人たちの8割は利権である。それを理念・理想で隠す。

 男と女の関係に似ている。細川隆元が「政治は性事」と冗談めかして言っていたが、本音の愛欲行為を建前としての恋愛言葉でコモフラージュする。

 露骨に利益を言わなくても、この人について行けば「得だ」と思わせる何か? それが河野太郎にはない。

 皆様の代理人である・という政治家としての基本認識が欠けていると思う。しかし、注目は続ける。