中国という国について

 江戸時代、日本は士農工商という身分制度だったと云われている。これは緩やかなシステムだった。侍の株を買うことで商人が侍になることが出来た。幕末に活躍した坂本龍馬勝海舟、何代か前のご先祖が商人から武士になっている。

 中国の場合、士商工農という身分制度になっている。士とは共産党員、商はアメリカ系中国人、昔はイラン人やアラブ人だった。胡というのはペルシャ・イランのことである。工はドイツや日本で技術を学んだ人達。今回のパクリ新幹線、恥も外聞もないのはこの下級階層であるが故である。

 では、最下層の農、これは昔から棲んでいる漢族、純粋な中国人である。彼らに基本人権はない。

 米中合体の富裕層とそれに支配を甘んじている工農・ドイツ系・日系・漢系下層民、こういう基本構造を認識しない限り、現在の中国の姿は見えてこない。

 この士商工農の隙間にロシア・フランスが居て、いろいろと画策をしている。中国海軍の背景にフランスが居て、人民解放軍と対立している。ヴェトナムでの騒動、単純な米中対立ではない。中国国内の対立要素にそれぞれの国々の利害関係者がからんでいるに過ぎない。