小西甚一の日本文学史

 ドナルド・キーンが日本に帰化した。このキーンが一番評価していた日本人が小西甚一である。その切っ掛けがこの「日本文学史」という本だった。

 キーンは京都から東京まで、当時(昭和28年ごろ)は7時間かかった。その車中の時間つぶしで読んだという。

 キーンはまだ、助教授だった小西を訪ねた。小西は「鍋焼きうどん」で彼を歓迎した。

 鍋焼きの月見の宴我と君【巡】