Be 動詞について

 ポルトガル語には Be 動詞が2つある。存在の Be 動詞と状態の Be 動詞である。英語での「to be, not to be, that's a questin」を「在りますか、在りませんか、それが問題です」と訳す人も居るし、「生きるべきか、死すべきか、それが問題だ」と訳す人も居る。

 「生きる・死ぬ」とは状態のことで、金持ち、貧乏人、も状態である。また、知識がある、なしも状態である。存在論ではこの状態のことを取り扱わない。しかし、Be動詞に区別がない言語で考察する人たちは、ただ、混乱している。

 ファドでは些細な日常を2つのBe動詞で区別している。